ごあいさつ

みなさまはじめまして。

平成20年に医師免許を取得、そこから母校北里大学病院で初期研修として救急科や循環器内科など各科を回り医師としての基礎を学び、平成22年からは都立松沢病院で病棟・外来診療を行い専門的な精神科の知識を学びました。同時に非常勤として医療法人心翠会に所属し精神科訪問診療に携わるようになりました。
途中からは病棟や外来では補いきれない多数の方々に対して訪問診療という形では関われる、ということに興味を持ち、同法人を主として訪問診療に専念するようになりました。クリニックを立ち上げ院長を任せて頂いたり、そのご縁で大学で客員教授として教鞭を取らせて頂いた経験もあります。
そしてこの度、ゆかり深い横浜の地で一からクリニックを立ち上げたいと思い、令和4年9月に当院を開院させて頂いた次第です。

私自身もそうであるように、悩みがない人間はいません。誰にも何にも頼らず一人だけで生きていける人間もいません。だからこそ、悩みを抱え込んでしまい社会的に、あるいは日常生活に支障を来しているならば、同じ目線からとは言いませんが、少しでも悩みを分けて下されば嬉しいです。

「なんでも話せる医者」を目指して日々頑張っております。

院長   増田 章

<医療・介護・障害・福祉等の関係者の皆様へ>

精神疾患、もしくはその疑いがある患者様でお困りの場合はお気軽にご相談ください。

介入してもらいたくてもどうしようもない、と思われているケースも多いかと思われますが、ありとあらゆる可能性を考え様々なアプローチ方法を一緒に模索させて頂きます。
正直に申し上げますと、ご相談して頂き話し合いを重ねた結果、様子を見ていくしかない、という結論になる場合もあります。ただ今までの精神科訪問診療で培ってきた経験を基に、基本的なところは勿論、応用的なご提案をさせて頂くことは出来ますし、何より抱え込んでしまうことを防ぎ、何かあった時にはすぐに対応出来る体制を作る、というのもとても大切なことです。

通院困難な患者様の退院後フォローも当然行わせて頂きます。患者様がより長く、穏やかに地域で生活するためのメディカルチームを形成することが当院の大事な役割の一つです。

また、訪問診療は「扶け合い」で成り立つものであると考えております。そのため、有床病院や身体科のクリニックは勿論、精神科・心療内科を診て頂いているクリニックの方々とも積極的に連携を取っていきたいと考えております。

とあるアウトリーチの論文で見かけた「地域はチーム」という言葉に感銘を受け、臨床を経験する中でまさにその通りだとも実感しております。
困っている患者様がいたら出来るだけ沢山の方々で支え、もしそのサポーターの一員に当院がなることが出来たら幸甚の至りです。

まだまだ至らぬところが多い身で恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

院内ごあいさつ

訪問診療のクリニックなのであまりお目にかかることもないかと思いますが・・・